サウナは本当に健康に良いの?



近年ブームになり、サウナ好きのことを「サウナ―」なんて呼び方も定着した感がありますが、サウナは本当に健康に良いのでしょうか?

 

サウナはなぜ健康に良いの?



サウナが健康に良いとされる理由は、血流を良くする効果があるからです。

サウナで身体を温めると血管が広がるため、血液の流れが良くなります。

血液には身体中に栄養を行き渡らせたり、老廃物を運んだりする役割があるため、血流を良くすることは健康維持に効果的なのです。

また、血流が良くなることで筋肉に血液が行き渡るため、肩こりの解消にも効果が期待できます。

もちろん湯船に浸かることでも身体は温まりますが、水圧によって血管が抑えられてしまうというデメリットもあります。

より効果的に血行を良くしたいなら、お風呂よりもサウナがおすすめです。

 

では具体的に、サウナに入るとどんな健康効果が期待できるのでしょうか?

以下で、サウナの4つの健康効果についてご紹介します。

 

  • 筋肉の疲労を回復する

上記で解説したように、サウナには血流を良くする効果があります。

サウナに入った時の血流の良さは、安静にしている時のおよそ2倍です。

すると、血液により運ばれる酸素の量が増えて筋肉疲労物質が分泌されるため、筋肉の疲労を回復する効果が高まります。

また、運動後には筋肉が緊張することで疲労の原因となる乳酸が生成されますが、サウナには乳酸を減らす効果もあります。

ですので、スポーツやジムを終えた後にサウナに入ることもおすすめです。

 

  • むくみが改善される

体内の余分な水分を排出するサウナには、むくみを改善する効果も期待できます。

むくみの主な原因は、運動不足や血流の悪さが原因で、水分がリンパや細胞間に溜まってしまうことです。

サウナでたくさん汗をかけば、身体から余分な水分を排出して、足をスッキリさせることができます。

サウナに入って余分な水分を排出し、むくみを改善しましょう。

 

  • 自律神経が整う

自律神経には、活動している際にはたらく交感神経と、リラックスしている際にはたらく副交感神経を切り替える役割があります。

活動的な時間が長く、交感神経が過剰にはたらくと自律神経が乱れ、疲れが取れないなどの悪影響を及ぼします。

そんなときはサウナがおすすめです。

サウナに入り、涼む(外気浴をする)ことで、副交感神経を活発にさせることができます。

しばしば「サウナに入るとよく眠れるようになった」「睡眠の質が高くなった」といわれるのは、こうした副交感神経の活発化に理由があるのです。

 

  • 免疫力が高まる

サウナで身体が温まり、体温が38度以上になると、熱ストレスによってHSPヒートショックプロテイン)というたんぱく質が増加します。

HSPには、抗ストレス作用や抗疲労作用、免疫力を高めるなどの効果があります。

また、HSPには損傷したたんぱく質を正常な状態に戻す手助けをするはたらきもあります。

私たちの細胞はほとんどがたんぱく質で作られているため、HSPのはたらきによって細胞を回復させる効果が期待できるのです。

 

 

サウナから出た後の水風呂も健康に良い!

サウナから出た後の水風呂には、低血圧を改善する効果が期待できます。

それはなぜでしょうか。

まず、サウナに入ると身体が温まり、血管が広がることで低血圧になります。

そして、サウナから出た後に水風呂に入ると血管が急激に縮まり、逆に血圧が上昇します。

この仕組みを利用し、サウナと水風呂を行き来することで、心臓や血管のポンプ機能を活発化させることができるのです。

心臓や血管がうまくはたらくようになると、正常な血圧を保ちやすくなるため、健康維持の効果も期待できます。

ただし、身体が温まった状態で突然水風呂に入ると心臓に負担をかけてしまうため、身体に水をかけて慣らしてから入るようにしましょう。

 

サウナを利用する際の注意点

健康に良いサウナですが、利用する際にはいくつか注意点もあります。

以下で、サウナを利用する際の注意点について解説していきます。



  • 水分不足に注意する

サウナで汗をかくと、体内の水分が排出されます。

水分不足になると脱水症状を起こす恐れがあるため、注意が必要です。

また、たっぷりと汗をかいた後はミネラルが不足しがちなので、ミネラルウォーターや麦茶などのミネラルが含まれた飲み物で水分補給をすることをおすすめします。

サウナを利用する際はこまめに休憩を挟み、水分補給をするようにしましょう。

 

  • 長時間の利用は避ける

サウナに長時間滞在することは、熱中症などの原因になるため避けましょう。

サウナを利用する時間は、100度程度の高温サウナであれば5分、50度程度のサウナであれば10分を目安にしてください。

熱中症の症状には、めまいや立ちくらみ、頭痛、筋肉の痺れなどがあります。

目安の時間内であっても、苦しいと感じたら我慢せずに休憩し、水分補給をすることが大切です。

サウナに入る際は目安の時間を参考に、安全に利用しましょう。

 

  • 飲酒後はサウナに入らない

上記で解説したように、サウナで身体が温まると血管が広がるため、血圧が下がります。

アルコールの摂取後も血管が広がり、一時的に血圧が下がった状態になります。

そのため、飲酒後にサウナに入ると急激に血圧が下がり、めまいや頭痛、動悸などの症状が出る可能性があるので注意が必要です。

また、アルコールの代謝には水分が必要となりますが、サウナに入ると体内の水分が排出されます。

体内の水分が不足するとアルコールが分解されにくくなり、2日酔いになりやすくなってしまうなどのデメリットも生じ得ます。

飲酒後のサウナは危険なので避けるようにしましょう。

 

 

以上、サウナに期待できる健康効果やサウナを利用する際の注意点について解説しました。

サウナには、免疫力を高める効果や自律神経を整える効果などが期待できることを理解いただけたかと思います。

サウナに入って血流を良くし、健康な身体を目指しましょう。

 

 

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